幼なじみは意地悪boy





「‥‥なに?」




陽弥は無言であたしを見つめていた。




「別に」




フイッと顔をそらすと1人で勝手に歩いて行ってしまう。




「ちょ、陽弥!待ってよ!」



「お前さぁ‥」



「な、なに‥?」



「さっきの男、好きなの?」




さっきの男って‥充くん?




「友達としては好きだけど‥」



「へえ。ブスは少し優しくされただけで惚れるって聞いたからアイツのこと好きなのかと思った」





な、な、な!



ブ、ブスですと!?





自分が人よりちょっと勝ってるからって‥‥!





「陽弥より充くんの方がずっと好きだけどね!」




あたしが言うと陽弥は少し不満そうな顔をした。





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