Everlastingly Love~もう一つの恋物語~





「リアナ様!あなたは一体ここで何をされているんですか!」

「え?あの……リック?」

「こんな危険な事をして!落ちてしまっては怪我だけでは済まないかもしれないんですよ?!分かっているんですか!」






フェリックは顔を真っ赤にしながら怒っていた。こんなに怒るフェリックを見るのは初めてだった。







「あなたに何かあれば……俺はどうすればいいんです……あなたがいなければ俺に生きる意味などないというのに………」

「………あ」





腕を強く引き寄せられて反動でフェリックの胸にぶつかるような格好に驚き、反射的に体を離そうと試みたが、それより先に抱きしめられた。力強い腕がとリアナの体を包み込んでびくともしない。








「もう二度とあなたが傷付く姿を見たくない……俺にとって何よりも、あなたが大切だから……」





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