君が望んだ永遠



「あなた、絶対にバカにしてるでしょ!?」


「バカに?…誰を?」



“誰を?”…なんて、
わかってるくせに
あたしに聞き返してきた。



「あたしをよ!」


「あぁー。
してない してない」



彼は棒読みで言う。



「あなた…!
綺麗な人だなって思ったけど
ムカツク人ね(怒)」



「へぇ……綺麗とか
思ってたんだ。照れるなー」



……ハッ!

あたしとした事が!

思っていたことを
口に出しちゃった……



咄嗟に口を手で抑えるが
今さら遅かった。




< 11 / 194 >

この作品をシェア

pagetop