外に出るともう夕陽が半分落ちかけていた

私は急いで家へと帰った



そして、また夕陽の光りを浴びて立つひとが家の前にいた



「ハチ」


似合わない金色の髪をしたハチ…


「今日は早いな。」


あんなに煙草は嫌いだとか言ってたくせに
片手に煙草を持ち、口から白い煙を出しながら私を見てる

「そりゃ…早い日もあるよ。」

私は少しずつハチに近づき煙草を奪った

「何すんねん」

怒りながら言ってくるハチに、私はにらみつけた

「嫌いだったんでしょ?」

「そうんなんお前に関係ない!返せや!」

そしてあっさりと煙草をまた取られてしまった
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