最後の大阪




「ルナ?俺の事好き?」



朝食を食べながら
そんな話しを切り出す俺に、ルナは驚いた顔で俺を見ている



明日、俺らは大阪を出る




部屋には何個もダンボールが積み上げていて、
寂しくなった部屋になってる



「いきなり…どうしたん?」

「好きかって聞いてんの」




ルナの目も見てやれない…



だって、もしここで

"わかんない"

とか言われたら、
俺泣いちゃいそうだ。

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