私は…何にショックを受けてるんだろう?


ハチじゃなくたって…ダレだって…

ただの電話なのにさ…




もうすぐ…私はカズのお嫁さんになるのに


―…



「カズ?」



レストランにいく途中のエレベーターの中で私はカズと抱き合った



「愛してる」



その言葉が…辛かった



私だって…愛してる…愛してるのに…


あのノートを見たとたん…もう頭のなかはハチでいっぱい


こんなんじゃ…こんなんじゃ…



カズの言葉に、ただ強く手を握るしかできないよ



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