「ごめんね…ありがとう。」

「いっつも感謝なんかせーへんのに…怖いな・・・。」
顔をひきつかせながら終始笑顔を絶やさないハチ

その姿に涙が溢れそうになった。

「いっつも感謝・・・してたよ。」
「え?」
「ただ、言葉にできなかっただけ。」
「言うてくれな・・・わからへんよ~。」



そうだよね・・・

好きと言う気持ちも

言葉にしなければ

わからないよね・・・




今さらわかっても遅いのに・・・。


ハチは私のために歌を歌ってくれた。
そした昔の話をし続けた。

私とハチにしか分らない話も・・・


出前でとったピザを食べながら語り合った時間はあっという間に過ぎて行った。




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