投げ捨てた力のせいか、フタは開いていた。
私は急いでそれを取ってみんなの所へ戻った。


「開いた!開いたよ~」



私が言うと二人の喧嘩も納まり、タカ君が缶を手にとり中に入っていたもうひとつの瓶を取り出した。

「離れろよ!」
その掛け声とともに瓶を高く上にかざし下へと投げつけた。




”パリ~ン”



粉々になった瓶から出てきたのは何十にもまかれている袋
その袋から出てきたのは3年の時を経て色あせた封筒たち


「思い出した…。自分に書いたんだっけ…。」

ボソっとそう言うと、ハチが2つの封筒を持って私の所へ来た。


「はい!コレお前が書いたヤツ。」

「あー、ありがとう。」

「誰宛に書いたん?」

「…確か未来の自分。」

「そっか~。」

「ハチは?」

「秘密!手紙の意味がなくなるやろ~」
そう言いながらハチは笑ってタカ君たちの所へと戻って行った。



私は封筒から手紙をとり読んだ。


< 42 / 260 >

この作品をシェア

pagetop