少ししてやっと下り坂にきた。

「お嬢さん?乗ります?」

ハチが笑いながらそう言う。

「・・・いいん?」

「体重重かったら降ろすけど!」

そう言って笑うハチ。

私はゆっくりハチの背中に手を置いて座った。

「じゃー出発!」

そう言って坂を降りていく。



「キャー!!」


ハチがめちゃめちゃにこぐから凄いスピードで坂をおりていく。
思わず声がでてしまう。



その声を聞いてハチは笑ってる。






やっと戻ってこれた。

この場所に・・・。





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