願い事
「嘉穂ッ」
小声で嘉穂に声を掛ける
「どういうつもり?」
「アンタ達こそどういうつもり?余所余所しく喋って...イライラするわ」
イライラするって...
「当たり前でしょっ?久々に会ったんだよ?しかもアンタが勝手に逆ナンして...」
「しょうがないじゃん、カッコよかったんだし。公園なら話せるでしょ?」
「でもその間、嘉穂はどうすんの...?」
「近くで日向ぼっこしてるから気にしないで」
日向ぼっこって...
「着いたよ」
気付けば公園の入り口
「はいはい~。お二人さんはこっちね~」
「ちょっ!?」
嘉穂がうちと智城の背中を押してベンチに座らせる
「じゃ、終わったら呼んでね~♪」
そう言って違うベンチに座った
「...」
「...」
そりゃそうでしょう...
久々に会ったんだし...何も話すことはない