願い事
学校が終わり、家に帰る
「あ、姉ちゃん」
家に帰れば琉希が家に居た
耳にはピアス、髪はうちと同じ茶色
だらしない制服の着方
だけどうちは琉希に何も言わない
むしろ自分から話を変える
琉希が決めたことだから、うちには関係ない
第一、うちが変わったから琉希も変わったんだし
「久しぶり、琉希」
冷蔵庫からアイスを取り出す
「姉ちゃんの部屋に男居たんだな」
「...今も居るの?」
「いいや?昼くらいに帰って行ったのを見たよ。手に紙持って」
...持って帰ってくれたんだ...
「つうか、部屋に入ったの?」
「あぁ。母さんに姉ちゃんの服持ってけって言われたから」
「...ハァ...」
お母さん...なぜに琉希を入れた...?
「姉ちゃんの男?アイツ」
「ううん、全然違う」
全然違う...