時空恋愛 陰陽師と新撰組
「それなら斎藤さんだって
無差別形なのに居合はなしなら、
私に手加減してたのでは?」

青龍から渡された手ぬぐいで汗を
拭く私

「機会ができなかったんだ
お前に隙はない

もし抜刀術を使うなら俺は負けて
いたはずだ

それ以前にお前は50人相手に…」

悔しそうな斎藤さんに

「どんな状態でも勝ったのは斎藤
さん貴方だ、

戦場では、どんなことも言い訳に
ならない、生か死しかない」

真面目に言うと

「そうだな、
稽古だと考えたせいだな

あと、素晴らしい技巧のせいだ」

ふっと笑った斎藤さん
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