しんでれら×しゃんでりあ
階段をあがって突き当たりの部屋に行くと2番目の姉が顔を真っ赤にしていた。
「ちょっと?!私のピンクのドレスがないわ!!」
「ピンクのドレス・・・?」
「大きなリボンの付いたショッキングピンクのドレスよ!!どこにやったの?」
あのさぁ・・・
何そのいかにもあたしが隠したような言い方。
むかつくんですけど。
「・・・お姉さま。そのドレスはクリーニングにお出しになられませんでしたか?」
たしか3日前に。
「!!」
そのくらい覚えとけよ
自分が忘れていたのが癪に障ったのかあたしに当たりだした。
「あのドレスは今日の舞踏会に着て行く予定だったのよ!!
今すぐ取りに行ってきて!!」
いや・・・言ってもドレスですよ?
クリーニング屋さんだってお仕事あるしね?
「3日じゃ取りに行っても乾いているかわかりませんよ?」