究極の選択(笑)






まことはスピードアップして、
家の近くの川まできていた。

川辺にわたしをそっと
おろしてくれた。


「はぁ…はぁ…」
真琴のTシャツは
びっしょりはりついていた。

たくさん走らせちゃった…



「ごめん…」

こらえていた涙が
こぼれおちてしまった。


「はぁ…大丈夫…だから。」と
まことが言った。

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