キミとの出会い


手を握り返した。
もっと力が強くなった。

「ゆーだいくん、痛いよぉ。」
「あっ…ゴメンね」
「ゆーだいくんって、お兄ちゃんみたい!」
「彼氏じゃ…ダメか?」
「彼氏じゃなきゃ嫌だ。」
「ならよかった。」


それから枯れた芝生の上で
澄んだ青空を2人で見ていた。

「あっ、飛行機だ!」
「結構大きく見えるな。」
「将来ゆーだいくんはパイロット!
ウチは薬剤師!」
「なれるかな。」
「ならなきゃダメなの!!!
ゆーだいくんが操縦する飛行機、
絶対乗るもん。」




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