キミとの出会い


ゴールデンウイークは、いつもより寂しかった。

友達と遊び、バドを練習し、塾の宿題に追い込まれ…
それなりに、充実していると思っていた。

でも、
『しばらくキョリ置こう』
この言葉を交わし合った。
だから、メールもしていない。
もちろん、電話もしていない。



ゴールデンウイーク、最後の一日になった。

『てん、久しぶり。
 元気だったか!?
 それだけが心配だった。
 もうすぐ誕生日だな!!!』

ゆーだいくん…
久しぶりのメールだぁ。
心臓がドキドキいっていた。
久々にときめいた。



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