キミとの出会い


「天、誕生日おめでとう。」
振り返ったウチの後ろには、

こうきがいた−−−


「何でここにいるの?」
「サッカーだったんだ。もしかしたら乗ってないかなって思って、時間合わせてみた。」

付き合ってた頃は、一緒に帰ってたもんね。
でもそれは、過去の話だよ…。


「メ、メール、ありがと。」
「当たり前だろ。」

何で隣に立つの??
空いてるから座ればいいじゃん。
そんなに近くにいないでよ。


「天と行きたいとこあるから、寄っていい?」
「別に…いいよ。」
「ありがとな。」
頭をくしゃくしゃにしながら、撫でられた。

ゆーだいくんだけの、ウチなのに…



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