最愛の人
俺は、安心したんだ。
だって、直孝は、素直な奴だから。
だけどアイツが……和馬が現れて直孝は……。
輝愛と直孝が付き合って一年記念日の日。
二人は、いつも通り学校へ行った。
俺は、仕事が休みだったから、ゆっくり寝ていた。
昼前。
麗奈が部屋に入って来て、俺を起こした。
「輝愛がね………レイプされた」
俺は、相手を分かっていた。
和馬しかいないから。
「………」
「直孝君、あの倉庫にいるよ…」