最愛の人
私はゆっくり話し始めた。
「私、妊娠二ヶ月だって。
もちろん相手は直孝だし
直孝にも話すつもり。」
美里は、びっくりした表情で
私を見た。
「よかったじゃない♪
麗奈さん達には、ちゃんと
言わないとね♪直孝君は
ともかく…」
「そうだね!あたし
疲れたから帰るね」
タクシーに乗って家へ
帰る。
玄関を入ると麗奈が
いた。
「病院どうだった?」
言わないといけない。
秀ちゃんもいる。
何故か言葉が詰まる。