《番外編》新撰組と鬼の娘

平助side



巡察から帰って来て、自室に戻ろうと総司の部屋の前を通った。


ふと見ると、総司が夜魅の膝を枕にして寝ていた。


ついでに言えば、夜魅も寝ていた。


「ったく、2人して火鉢も焚かないで風邪ひくっつーの。」


俺は一旦広間に行って火鉢をとって、また総司の部屋に行った。


2人を起こさないように火鉢をおく。


だんだんと部屋が暖かくなっていった。


「しっかしなぁ……。」


この2人、ほんとに仲が良い。


お互い、信用しきっている。


「ふわぁ〜あ……。なんか、俺も眠くなってきたな…。」


今日の俺の隊の巡察はもうないし、今日寒かったし、ちょっと寝よう。


総司、お邪魔します……。






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