ちぇりぃ★〜姉と弟の恋模様〜
「さぁ、自分で鍵を開けるか、私達がチャイムを押すか。蒼斗くんに選択させてあげるわ」


言われても…。


自分で開ける勇気なんてあるかよ…。


柏木さんは無言のオレと腕時計を見て、躊躇なくインターホンを鳴らした。


───ピンポーン


頼むから出ないでくれ…!


母さん、いや、果夜だけは絶対に出ないでくれ…!


「ハーイ」


───!?


か、果夜の声だ…。


「ハイ、どちら様ですか?」


───カチャ


開くドアから覗く果夜がスローモーションで見えて。


思わず顔を背ける。

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