私だけを見て…


さてどうしよっかなー


智ちゃんしか友達いないもんなー(泣;


「よっ!!」


「痛っ」


叩かれた頭をさすりながら振り返ると、そこにいたのは宗介だった


「何すんのよ!!」


「ぼーっとしてるのがいけないんだろー」


「だからって叩かなくてもいいじゃない」


よく見ると宗介の手には、丸めた教科書が握られている


こりゃ痛いはずだ


「叩きたい気分だった」


「どんな気分よ!!」


「で、どうしたんだよ」


「あ、ちょうどよかった。付き合って」



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