私だけを見て…


その日、俺は朝寝坊をして走って学校へと向かっていた


学校が見えてきて油断したのか、俺は小さな段差に気づかず、思いっきり転んでしまった


周りはそんな俺を見て笑っている


俺は恥ずかしさをこらえながら立ち上がろうとした


その時俺の目の前に差し出されていた手に気づいた


俺に手を差し出していたのは、入学式の頃からかわいいと噂されていた柊綾乃だった


これが俺とマドンナとの出会い



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