Rose of blood
ローズが死んで父親が選んだ婚約者。


国を納める純血の王は純血の姫と結婚する。


昔からの掟らしい。


馬鹿らしい。



『アマンダが来る日は瑠花を僕の部屋に連れて来てもいい?』

『お前の部屋に?』

『その方が安全でしょ?』



確かにそうだ。


アマンダは家に来ると必ずと言っていいほど俺の部屋に行きたがる。



『あぁ、そうしてくれると助かる』






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