海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜
「なまこ…いや、真愛ちゃん…俺は…。」
浩二は、申し訳なさそうな声を出した。
「バッカじゃない。言ったでしょ、お姉ちゃんがウケミンって…。ムキになって浩二に迫らないかなって思っただけだよ。つーか、自分がそんなに池様だと思ってるわけ?」
真愛が口を尖らせた。
「真愛!何て言い方するの!」
美由紀は、少しきつい口調で言ったあとに、トーンを下げて話を続けた。
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