海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜




「あの伝説が元ですか?」

台本のタイトルを見た、美由紀が問う。

「伝説って?」

三厨が、聞き返した。

その時、浩二と仁藤は視線を合わした。


「この辺り…、もう少し名古屋寄りの新舞子にあるんです。『夜、海の歌を聞いた恋人同士は幸せになれる。』ってのが。『波のワルツ』ってタイトルだから…、それを意識してんのかなって。」


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