海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


「そしたら、なんでトシキ君とマキの応援をしたの?」

「なんでだろう…。自分に自信がなかったからかな…。トシキの真剣さを見ていたら勝てそうもないなって…。」

「意気地無し。…でも、私は…そんなシュウイチでも大好きなの。」

「そう…、ありがとう。でも…、一人にしてくれないか?」

浩二は、光のない目で仁藤を見た。


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