海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


「言ったよ。」

涼しい顔で、汐莉。

「はぁ〜!?」

浩二が、急に認めた汐莉に怪しげな顔をすると、

「松浦、単なる部員勧誘の口実だって。わかって入部してくれたんだと思っていたけど…。」

福永が最後は呆れたように言うと、汐莉も黙って頷いた。

その二人の視線を避けるように、浩二はソッポを向いた。


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