海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


「だけど…、真面目な話…。こうちゃんは、もえちゃんをどう思ってるの?」

汐莉は身を乗り出した。

「どうもこうも…、別にだよ。」

浩二は、汐莉を見て答えた。

「そっか…。」

汐莉は、溜息をついた。

「汐莉、どうかしたのか?」

「うん…、もえちゃんね、こうちゃんの事が気になるみたいなのね…。こんな奴のどこがいいんだか…。」

汐莉は、浩二を睨む。


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