海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜
「な、なんで睨まれないかんのさ…。それに…。」
「それになに?もえちゃんみたいに可愛い女の子が嫌い?それとも………まだ引きずっているわけ?小学校の時のラブロマンスを。」
「な、何を言い出すんだよ。何の事だよ?」
「私が知らないとでも思ってるの?」
「しぃーちゃん!?」
汐莉の剣幕に押され気味の浩二だが、汐莉が何を言いたいのかが、分からずに何も言えなかった。