海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


問い詰める福永の言葉に汐莉は空を見上げた。
そしてゆっくりと福永に視線を移して…。

「忘れて。じゃないと別れるよ。」

「はあ!?」

「そういう事で…、よろしくね。」

「そういう事って……わかったよ…。」

鋭い眼差しの汐莉を見て福永は溜息をついた。


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