先輩と私と彼氏
◇敵、現わる?!◇
今日が例の図書当番の日。
図書当番とは、本の貸出業務、本の整理をしたり、その他もろもろの雑務をするひとのことで、つまり図書室の受付嬢みたいなもの。
うちの学校では曜日ごとに当番を決めているので毎週いけば必ず会えるのです!


ガラガラガラ…
「「失礼しますー」」

私達はいつもちょっとだけ違う様子で図書室に入った。

「おおー!遅いよ!!」

木村先輩はもうすでに図書室にいた。

「遅れてすみません(><)」
「すみませんです。」

昨日は先輩来るのが遅かったからゆっくり来たらこれだよー(泣)

「全然怒ってないよ!じゃあ自己紹介しよっか」
「あっはい。」
「じゃあ、俺からね!2年3組の木村悠輔です。よろしくね☆」

あー。先輩が輝いてるわ。←

「俺は祐也と同じクラスの有本亮。よろしく。」
「はい、じゃあー君からお願い!」

きゃー!!木村先輩に指名されちゃったよ!!
< 9 / 12 >

この作品をシェア

pagetop