黒ユリのタンゴ
私に付き合ってくれただけの智香。

彼女は特に理由もないはずなのに、

「別に冬休みやることないし、ユーリに付き合ってあげる」
と一緒に申し込んでくれたのだ。


なんだかゴメンね、と思わず謝る私に智香は笑ってこう答えてくれた。

「いいのいいの。頭よくなるのも、悪いもんじゃないしね。お母さんも夕べOKしてくれてたし」




あとは来週の期末テスト・・・。

これはホントに「一週間漬け」。

勉強会以来、教えてもらった内容を必死に覚えている状態。



そしてここ最近の私は、百人一首のこともすっかり忘れてしまっていた。

携帯をチェックして、ボスからのメールで思い出す。
『明日、13日は委員会を行います』
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