俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
私達の会話を祐二さんは微笑みながら見て居た。

「尚哉は、これから、しっかりしなきゃならないし、桃子は、努力を忘れない。良い関係を作って欲しいと思うよ」

祐二さんは、笑顔でそう言ったけど、少し寂しそうに見えたのは錯覚では無かった様だ。

◆◇◆◇◆◇

さて、それからの私の快進撃は続いた。

定期テストもトップテンに入る位の成績まで持って行けた。

なんだか、先生方の見る目が違ってきている様な感じがするし、ちょっとした優越感にも浸れた。

第一に、こんなに充実感が有る物かと言うのが不思議で仕方無かった。

私は、のめり込むと言う感じで勉強しまくった。

両親が心配するほどに。

そして…

中間テストの成績が張り出された…

「うわぁ、桃子、凄いじゃん、学年で4位だよ」

優香が信じられないと言う表情で私に向かってそう言った。
< 197 / 259 >

この作品をシェア

pagetop