俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
「え?」

「さあ、遠慮しないで」

私は釈然としない表情で、コンビニ袋を祐二に渡した。

「ありがとう、彼はだいぶ元気になったよ。明日は学校休むかもしれないけど気にする必要は無いからね」

そう言ってにっこり笑って祐二は部屋のドアをぱたんと閉じた。

「あ…あの…」

私は何が起こったのか理解できなかった。

なぜ私が締め出しを食らわなければイケないのだろう…

とぼとぼと家に帰る道すがら、やっぱり私は、この事実が納得出来なかった。

◆◇◆◇◆◇

祐二が言った通り、次の日尚哉は学校へ来なかった。そして、放課後の私の足は尚哉の部屋に向いていた。
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