俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
「具体的なビジョンが有る訳だ。カメラなら仕事しながらでも修行出来そうな気もするな」

「どうするんですか?」

「――行かせてあげるよ、美術大学へ。何処を志望するかは分からないが、尚哉の成績なら、大概の学校にイケると思うからね」

そうだった。尚哉は成績は良かったんだ。普段何も言わないから忘れてたけど、私見たいに真ん中の下みたいな中途半端な成績では無かったのだ。

「処で、桃子はどうするんだい、進学するんだろ?」

「え、ええ、まぁ…一応…」

「一応なんて言ってないで、ちゃんと決めないとイケないよ。高校生活なんて、あっという間に終わるんだから」

「はぁ…」

なんだか進路相談受けてるみたいで心が折れそうになった。

でも、確かに祐二さんの言う通りだ。もう決めなきゃいけないんだ…
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