*フレンズ*




「……落ち着いたか?」

「……うん」



あれから15分。


私たちは屋上へ来ていた。


二人の始まりの場所に。


恋はだいぶ落ち着いたようで…。



「………話せるか?」



恋は小さく頷いた。



「いつから…嫌がらせ始まってた」

「…わかんない。気付いたらノートに落書きされてた」

「さっきの男たちは知り合いか?」

「……知らない」

「…なんで、私に言わなかった」

「彩に…迷惑かけるから…」




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