俺様、拾いました。

「うーん・・・」


「おい、ちょっと貸せ。」

誘が突然入ってきた。


「分かるの?これ・・・」


「こんなん簡単、ほらよ。ここをこうして移動させれば答えだ。
美茉・・・ふっ、分かんないのかよ。」


「えっ・・・。」


ものすごいバカにされたんだけど・・・
てか、なんで解けんの。授業いつも聞いてないじゃん、、、


「なんで分かるの?これ難いじゃん・・・」


「なんでって、こんなん見りゃ分かるだろ?」


「・・・・・」


「まぁ、バカじゃなきゃ分かるだろうけどな!」


「別に・・・たまたまだし!」

ムカつく~

「ほら、じゃあ俺が個別に教えてやるよ。」


「・・・・・・・・」


「勉強会だろ?分かんないままじゃテスト、点悪くなったらダメだろ?」


「確かにそうですね・・・」

珍しくもっともなこと言っちゃってる。


「こっち、来いよ。」


「はい・・・」
< 66 / 67 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop