この声がきみに届く日‐うさぎ男の奇跡‐
仕事が終わり


美代が外に出ると夏美とアキラ先輩が待っていた。



あの事件からさらに友情が深まった美代たちは


あれから半月に一度のペースで、一緒に晩ごはんを食べるのが習慣になっていた。


ツマミを抱えて美代の家に戻るとそこには既に宴会モードの山吹が待っていた。


「お~お疲れちゃ―ん♪先におっぱじめとるで~」


「わぁ、山吹さん久しぶりです」


『山吹!あんまり散らかしたら駄目っポよ』


山吹の食い散らかしを咎める銀。


そう言いながら銀も好物のポップコーンを床にばらまいていた。


その隣ではボスが猫缶を食い散らかしている。







「スゲ~汚いな…てかマサルはどこだ?」


ヒゲ男が部屋を見渡す。



「あ~なんや腹が痛いとかで、糞しに行きよったで?」


「え?マサルさんうんちですか?」


美代は慌ててリビングに常備してあるトイレットペーパーを手にした。


それを見て山吹がぷっと吹き出す。



「なんやねん、マサルさんまだトイレは美代ちゃん頼みなんかい!美代ちゃんも健気やなぁ」



「え~?だ、だって…マサルさんはマサルさんだけどマサルさんだし…///」




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