君へ 【超短】

それから



笑えない。

悪夢だと教えて。


生きて逝くことの虚しさに自分を切り刻んだ。


未来も現実もわからないまま、季節は流れた。


どうして?どうして?
キミが見えない。

こんなにキミを求めているのに――――――。




いつから見失い、いつまで続くのだろう?

ただ繰り返した愚かな戯事。



知らない間に亡くした揺るがないはずの夢。

もう引き返せない。
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