LOVE SONG
四人がクタクタになってホテルに戻った頃には、日がとっぷり暮れていた。

「あー、疲れたぁ」

「誰だ、バレーやろうなんて言い出したのは」

「お前だっ!!!」

と、前迫に一斉にツッコミつつも、四人はロビーのソファーでグッタリ座っていた。

「けど、スポーツで汗流すってのも、なかなかいいよな」

と、岡林。

「だろ?明日もやろうな」

と、前迫。

「毎日なんか出来るかよ。バレーの合宿に来てるんじゃねーんだぜ」

と、高原。
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