LOVE SONG
「いや、これを機に、CityNoiseバレーボールチーム作って、Vリーグ目指すってのいいなあ」

前迫は真面目くさった顔で呟いた。

「何、ボケたこと行ってんだよ。目指すなら、オリンピックだろーよ」

との、成田の発言に皆、ソファーからズリッと落ちた。

「渋座〜、冗談言う元気が戻ってきたようだな」

と、ソファーに座り直しながら、前迫がからかい気味に成田に言った。

「ははっ。なんか、汗かいてスッキリして、グダグダしてたもんが、吹っ飛んだ、かな」

成田はテレ笑いしながらそう言った。
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