BLACKNESS DRAGON ~希望という名の光~

ただならぬ雰囲気が漂う中、剣を構え、睨み合う2人の姿があった…

傷を負う2人…

1人は、腕を斬られ、ダラリとしている…

もう1人は、大きな怪我は見られないが、切り傷が所々見られる…


 「…ハァ…ハァ……」

息を荒げる2人…

威嚇しながら、肩で息をする…


剣を構え、ジリジリと距離を縮める…



1つの風が2人の間を吹き抜けた…

それが合図となったかのように、動きを見せた…


先に攻撃を仕掛けたのは、アスカ…


刀を素早く斬りつける…

しかし、その刀は、弾かれてしまう…


 「っ……」


力強く弾かれ、アスカはバランスを崩してしまった…


大勢を整えられる事はなく、地面へと尻餅をつく…


そして…


 「……!」

立つ事もできなかった…

何故なら…


喉には、鋭い剣先が突きつけられていたのだ…


シュウの剣…

真っ黒な…
漆黒のDRAGONの、剣…


身動き1つ取る事もできない…

下手に動けば、命はないだろう…


 「……殺せ…」

 「?」

 「殺せよ…」

 「……」


微かに剣がブレた…

迷いの表れ…


喉元に突きつけられていた剣先が、一瞬、離れたのだ…

その隙に剣を弾き、後退すると、今度はシュウの喉元に刃先が突きつけられていた…



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