BLACKNESS DRAGON ~希望という名の光~

どんどんマイナスに思って行くシュウ。

 「すまない…」

 「ん?」

 「俺、迷惑かけてるな…」

 「迷惑って…」

 「ごめんな…俺…」

シュウは頭を伏せる。


 「何言ってんだって。」

頭を伏せるシュウの背中を、ビシッと叩くライナス。

彼は手加減なしである。


 「シュウはよ、謝る事なんてないんだって。」

 「だが…」

 「だってよ、お前、日に日に強くなんだから。俺達は護衛だろ?シュウより頼りなくてどうする?だから心配すんなって。な?」

 「……」

励ますように言うライナスであるが、シュウはまだ納得いかないようで、目を伏せる。

そんな時…

      ドォーン!

 「!?」

物凄い音と共に、地震が起きたように、地面が揺れた…

 「あんにゃろ!おいマリン!」

 「何あるかー!?」

怒ったように叫ぶライナスの声に、走ってやってきたマリン。

何事もなかったように、首を傾げる。


 「何ってな……お前何してる?木、ぶっ倒してんじゃねぇぞ?!ここは訓練所じゃねぇんだ。公共の物壊すんじゃねぇぞ。」

 「公共?」

 「あぁ…まぁ、壊すなってんだ。」

 「ごめんある。」

今回、素直な謝ったマリン。

いつもなら、うるさいだの何だのと、ライナスにつっかかるのだが…


 「いや…わかったなら……い……」

いい。と、許そうとしたが…


   ガタガタ…バァァーン!!

何か嫌な音が…

 「!お前!!」

ライナスはマリンを睨むと、外へと走って行った。

それをにこやかに見送ると、腰を下ろし、ライナスの作った氷の結晶を投げて遊ぶ。


そんな中、外では…

 「NOーー!!」

ライナスが頭を抱えて叫ぶ声が響いたのだった…


後から聞いた話、マリンが倒した木の数は10本…そして他にも色々とあったらしい…


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