BLACKNESS DRAGON ~希望という名の光~

驚きの表情を向けるロリ…

フウはそんな彼女を振り返る事はなかった…





 「フウって、あの……?」


 「闇の者でいて、こちら側についてるっていう……」


武器を地に突き刺しながら立ち上がったジャスティとウィルスはそう言うと、どこか冷たい瞳をフウと呼ばれた仮面の女へと向けた…






 「突然姿を消して、皆心配…………」


 「闇は………」


悲しそうな瞳をして近寄ってくるロリ…


そんな彼女の言葉を止め、フウは仮面を少しずらすと並んだ3人を振り返る…






 「……闇は確実に強まってる………戦いの時は近い…………」


そう言うとフウを包み込むように風が巻き起こる…


灰色のはねた髪を揺らしながら仮面を付け直すと、一際大きな風が一吹き…




その風と共にフウの姿は消え、リョク、ハルク、ダイの姿も消えていた…








 「行こっか。」


しばらくフウの面影を見つめていたロリはにっこりと微笑み方向転換。


何か不思議な歌を唄いながら1人で歩いて行く。



ジャスティとウィルスはそんな彼女の後を追おうと歩き出すが、ジャスティは足を止めマリンに近寄ると座り込む彼女に肩をかす。


礼を言いながら歩き出すと、ゆっくりこの地を後にした。








枝から離れた一枚の緑の葉がヒラヒラと舞い、静かにこの地に降り立った。




まるで誰かの置き土産のように…




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