愛し人〜aishibito〜
エレベーターで
誰も居ない状態になった時
雅也は聞いてきた。






「何だったんだ?」



『あー気が済んだ』



「おい?」



『何?』



「さっきの子達誰?」



『マシャも知ってるでしょ…アイツらが昔、久美ちゃんに最低な事してたんだよ』



「………ああ…」



『今はバカな集まりな女子校に行ってるみたいだけど』



「らしくないぜ」



『………だって……忘れたはずなのに何で急に目の前に来るの』



「分かった。もう大丈夫だ。でも何かあったら俺に言えよ」



『……うん。マシャ優しいね』
< 113 / 160 >

この作品をシェア

pagetop