幕末女剣士~新選組~
「ん?何処?って何これ!?」
アタシの手は部屋の柱に
それはきつく縛られていた。
その時襖が開いて誰かが来た。
「斎藤、こいつか不審な女は」
「はい…副長」
誰???
副長と呼ばれた男は
アタシの目線に合わせてきた。
顔はなかなかのイケメンだと思う。
斎藤の顔は逆光で見えない。
聞いたことある声だ。
「単刀直入に聞く。お前は
長州のものか?」
「んなわけないでしょ!?
アタシはここ出身!!」
「ならばお前が持っていた
ものはなんだ?武器か?」
「バカじゃない?
…ケータイを知らないの?」
「けえたい?なんだそれは…」
嘘でしょ…
まさか本当にタイムスリップを?