ミルク時々S





びっくりして声をあげてしまった。



だって。

だって…。


ひかる先輩があたしのいるベッドのカーテンを開けたから。



「…やっぱり」



そこには呆れた顔をしたひかる先輩が立っていて。


なんであたしがここにいることしってるの?静かにしてたはずだけど。てゆか記憶にない。数秒間目が逸らせなかった。



その色素の薄い綺麗な瞳にはあたしはどう写されているんだろう。




寝て起きたたばっかだから不細工な顔してるかなあ?



俯きたいのに許してくれない甘い視線にあたしは断念。



「風邪、ひいてんの?」


あたしを解放してからひかる先輩はベッドに座り、あたしを見つめる。
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