そら。―HAPPY STORY―
「あーまじで彼女欲しい。負け犬になんてなりたくねえ」
「つくれば良いだろ」
「ピンとこねえの。この子だ!っていうのが」
「へえ」
こいつはまだ、恋愛というものを知らなかった。
だがもうじきわかる。
運命か必然か。俺らは天使の輝きに心奪われ、天使が欲しくなる。
まだこの時。
玲は本当の恋愛というものを、知らなかった。
―――これから、歯車が変わっていくのだ。
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