そら。―HAPPY STORY―
「あー飯飯!腹減ったわ!」
「玲くん、あたしが“アーン”してあげよっかー?」
「おっ良いね♪また今度な」
「はははっ…」
確か、こういう奴をプレイボーイとかいった。
尊敬すべきなんだろうが、プレイボーイは老いが速い、とテレビで見た。
こいつがヨボヨボじいさんになるところを想像してみたが、なかなか美形は壊れなかった。
いつしか、あの顔が熊に引き裂かれることを祈って。
俺は緑化の仕事に足をいそいだ。